野生の人文学

思考の壁をぶち破り創造的破壊へ。人文ベンチャー起業家、チャーリー北川のブログ

ど~しても報・連・相ができないあなたへ(後編)

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こんばんは!野生の人文学家、チャーリー北川です。

いよいよシリーズ最後の後編になりました。

報・連・相への苦手を根本から払拭する方法をお送りします!

 

前回の記事をまだ読まれていない方はこちらからどうぞ♪

www.yaseinojinbun.com

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そもそも「苦手」と思いたくなる気持ちはどこから?

皆さん小さい頃は、今日はこんなことあったよ、〇〇ちゃんがね、なんてお母さんにその日あったことを何でもかんでも報告していたんじゃないでしょうか?

それがいつかのタイミングで、スイッチが切り替わるように苦手なものに切り替わったわけです。

 

私も、その苦手スイッチが入った場面を覚えています。

小学校入ったばかりの頃だったと思いますが、母と2人で外出した帰りの電車の中、私はいつも通りその日あった出来事を母に話していました。

ふと横にいた母の顔を見上げた時、そこには非常に疲れた顔をした母の表情があったのです。

「あ、お母さん疲れてる…。私が話しかけてたら迷惑なんじゃないか、嫌われるんじゃないか…。」

そう思った瞬間、私はしゃべるのを辞めてその後の帰り道はずっと黙っていました。

それからというもの、母が今しゃべりかけても良い状態なのかどうか、いつも不安の心と供に伺うようになったのです。

 

人間はネガティブな情報を選択するようになっている

これは生物学的な話ですが、人間はネガティブな情報の方が記憶・印象に残りやすい。

それは、臆病なウサギと向こう見ずなウサギのどちらが生存確率が高いかを考えて頂ければ分かると思いますが、過去に遭遇した「危機」、つまり「ヤバイ!」と思ったことは重要情報として脳に深く刻まれ、それを避けるような思考・感情のパターンを構築するようになります。

先ほどの私の事例で言えば、

話しかける=迷惑と思われる=嫌われる=ヤバイ!

みたいな感じで、それを避けるためにとった行動が

「相手の状態をよく観察し、危なそうな時は話しかけない」

だったわけです。

 

更に、人間は目の前の事象を過去の記憶と繋げて解析するクセを持っていますから、似たような事例が出てくるとこのパターンを使って同じような解析を蓄積し、「やっぱり私は〇〇なんだ~」という思いを強化していくのです。

・友達に話しかけたら無視された→あ、私嫌われてたのかな…

(ただ聞こえてなかっただけかもしれないのに)

・上司に相談しようと思って声かけたら、苛立った口調で返された→あ、迷惑に思われてるのかも

(別件でたまたま苛立っていただけかも?)

・彼氏/彼女にLINEするのに躊躇しちゃう→あんまり話しかけてたら迷惑だと思われないかな…

(相手に確認してないのに、迷惑だと思われたらどうしよう、でグルグル笑)

 

脳はネガティブ情報を優先的に蓄積していきますから、思い込みのネガティブ解析のパターンが脊髄反射レベルで出来上がってしまう訳です。

 

人はネガティブなままでは終われない

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ネガティブな状態は人間にとって「不快」な状態なので、必ずポジティブ=「快」の状態に変化させようとします。

・私は嫌われる人間なんだ→皆に好かれる人間になろう

・私は迷惑かけちゃう人間なんだ→皆の役にたとう

・私はバカな人間なんだ→誰よりも賢くなろう

 

これが一概に悪いと言っているわけではありません。

『ど~しても報・連・相ができないあなたへ(中編)』でお伝えしたように、車に例えれば前者のネガティブなパターンが「ブレーキ」、後者のポジティブなパターンが「アクセル」となり、両者のギャップがモチベーションを生み出す動力発生装置=「エンジン」と言えます。

 例えばこのエンジンで大人気アイドルにまで昇り詰めるかもしれませんし、NPOを立ち上げて社会のために尽くすかもしれません。ニュースに引っ張りだこな大学教授にだってなっちゃうかもしれません。

 

ただ、ここで要注意なのが、「ブレーキ」も「アクセル」も必ず表裏一体のペアである、という点です。

ポジティブとネガティブ、〇と×、プラスとマイナスといった価値は必ず相対的なものですから、片方を強化すれば当然もう片方も強化されます。

そして、どちらも「ここまで」という絶対的な基準はありません。

 

頑張って皆の役に立てるよう努力してきた人は、きっと「役に立つ」と基準がどんどんレベルアップしていくことでしょう。

最初は家事の手伝いから始まったものが、全世界の飢餓を救う!みたいな超人プロジェクトまで進化してるかもしれません。

 

ただし、「役に立つ」基準がレベルアップするということはイコール、「役に立てない」基準もレベルアップする、ということです。表裏ですからね。

自分からみたらめちゃめちゃ仕事できる人が「私はなんてできない人間なんだ~」て落ち込んでいるのを見て、「そんなことないです、C さんめちゃめちゃできる人じゃないですか!」みたいな会話をする場面があったりしませんか?

これは「できる」「できない」の判断基準が人によって違う典型例です。

 

実は私も、長らく「出来る/出来ない」基準をエンジンに走ってきました。

 

旧い「無意識エンジン」で走り続けることの限界

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例えば、「できない」を「できる」に変化させる方法はたくさんあると思います。

仕事であればスキルを磨いたり、自己啓発本を読んだり、積極的に仕事を取りに行ったり。

順調に「できる」ようになっているときは良いのですが、いつも上手い具合に事が進むわけではありません。

むしろ、チャレンジをしていくほど新しい壁にぶつかるものです。

 

私が報・連・相が苦手だった根本には、「私が話しかけたら迷惑なんじゃないか」という小さい頃の苦手スイッチがありました。

そこから、「相手の状態を伺う」のと同時に、「出来る人間になって迷惑かけないようにする」というエンジンも働いていたのです。

そうすると、自分が「出来ている」と感じるときはチームメンバーとのコミュニケーションも円滑に進むのですが、「出来ていない」と感じると、途端にコミュニケーションが滞ってしまうのです。

 

その時私はどうしようとしたか?

もっと「出来る」人間になろう!と努力したのです。

そもそも報・連・相の不足でミス→私は「出来ない」人間だと落ち込む→ミスを取り返すべく他の仕事を頑張って「出来る」ようになろうとする→更にミスする→ますます報・連・相がしにくくなる

の負のループに完全にはまっていました笑

 

ここで必要な変化は、更に出来る人間になるべく努力することではなく、そもそもの出発の思い込み

・私が話しかけたら迷惑なんじゃないか

・出来る私でないと迷惑になる(出来ない私は迷惑だからチームに居られない!)

という出発の「エンジン」を解くことでした。

 

変化したいと思ったとき、何をどのように変化させるべきか?

上記の不安をチームに共有したところ、「チャーリーそんなこと思ってたの!?」と笑い飛ばされました笑

私自身も頭の中ではこれが「思い込み」であることは自覚していたし、そんなことでジャッジする人たちではない、というメンバーへの信頼もありましたが、それでも口に出してアウトプットするのは勇気が要りました。

が、アウトプットできた後はものすごい解放感でした。

 

ただ、今回すごく実感したのが、頭の中でこちゃこちゃ考えているのと、実際アウトプットして人とコミュニケーションしながら自分の思い込みを解くのではレベルが違う、ということ。

そして、

問題が存在するところから、その問題を解決しようとあれこれやり方や思い方を変えるのではなく、そもそもそれを問題と認識している自分の無意識を変化させること。

これ無しには、本当の変化をすることは不可能です。

 

 

…長くなりましたが、これで『ど~しても報・連・相ができないあなたへ』全編を終了します。

無意識を制するものは、コミュニケーションを制する!

無意識に関する書籍はたくさんありますので、色々ご参考にされてみてください。

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では本日はこの辺で!!