野生の人文学

思考の壁をぶち破り創造的破壊へ。人文ベンチャー起業家、チャーリー北川のブログ

イジメは道徳的問題じゃなくて機能的問題

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こんばんは!野生の人文学家、チャーリー北川です。

 

昨今、学校でのイジメ問題が度々ニュースで取り上げられてますが、報道を見るたび妙な違和感を覚えるのは私だけでしょうか?

 

何故違和感かというと、この世でイジメに関して清廉潔白な人間なんて早々存在しないからです。

 

  • 小学生の時、ちょっと鈍い子をクラスの皆で「~菌」呼ばわりして揶揄った
  • 中学生の時、ちょっと調子に乗ってた子が仲良しグループからはじき出されているのを見ても特に何もしなかった。
  • 大学生の時、サークル内で後輩にちょっとしたノリで酒を強引に飲ませたことがある

 

これらは全て学生時代の私が体験した例ですが、大人の場合は更にタチが悪い笑。

 

イジメが企業の品質管理問題やら殺人等の刑事事件と毛色が違うのは、誰もが多かれ少なかれ関わる現象、かつHow Toのマニュアルで根絶することは不可能に近いからです。

 

そもそもイジメは大小問わず、時代を問わず、集団内において必ず発生する現象である気がする…

なんてことを考えていたら、知人がドンピシャな本を貸してくれたのでご興味あれば是非。

ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

 

 

イジメの仕組みは様々なところで議論されているでしょうから、ここでは詳細省きます。

 

大事なのは過剰な理想をひとところに押し付けて盲目的に結果をジャッジするのではなく、何故そうなるのか仕組みを理解して根本原因にアプローチすること。

端的に結果だけ述べれば、いかに人間の本能的衝動・機械的条件反射を理解してコントロールするか?

 

私は「認識技術」というものを専門にしている者ですが、その中で「Dignity(尊厳)」を中心コンセプトにハーバード大学心理学教授Donna Hicks氏と共同で進めているプロジェクトがあります。

その中で、ものすごく自分が腑におちたのが

“10 Temptations to violate dignity“

という整理。

 

「temptation」というと日本の英語教育ではどうしても「誘惑」と覚えがちですが、ここでのニュアンスは「逆らい難い本能的衝動」くらいのニュアンスです。

個々人の人間的な出来/不出来のジャッジではなく、人類普遍の本能的な衝動であるという理解は大事!

なぜなら、集団構成みんなの課題として誰もが一緒に取り組むべき共通土台、共通プロジェクト化できるからです。

 

子供たちにも、親にも、学校関係者たちにも、動物的な人間の本能を理解した上で、そこに支配されるのか?自分の人生の美学と照らし合わせて違う選択をするのか?

自らの意思決定を問う教育が必要やな~と思います。

 

「Dignity」共同プロジェクトに関しては、4月に東京でセミナーを開催予定ですので、ご興味ある方は以下のFBグループをフォローしてみてください^^

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